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ユーザー獲得のためのTikTokクリエイティブ制作のTips



TikTokは、Global Monthly Active Usersが10億人世界でのダウンロード数が2022年第一四半期で1位となっており、その存在は我々の生活からは切り離せないと言えます。また、TikTokユーザーの半数以上が、毎日ゲーム関連の動画を視聴しています。ゲーム会社にとって重要なプラットフォームになってきていますが、コンテンツ自体に特色があり、他の媒体で効率が良かったクリエイティブをそのままTikTokで実施しても、うまくいかず、ローカライズに苦戦する事が多いです。この記事では、TikTok広告を実施する上で、クリエイティブ制作を日本にローカライズする際のTipsを紹介します。


■効果の良いクリエイティブの共通点とは?


①音源の選定方法


Tip 1: 適切な楽曲の選定


TitTokの特徴としては、全画面、音声Onと短尺動画の没入型フォーマットなどが挙げられます。TikTok社の最新レポートからは、世代問わず、他の主要プラットフォーム3社平均と比べ、音声Onの比率が圧倒的に高いことがわかりました。

フルアテンション視聴

音声On

全画面視聴

ながら視聴

231%

176%

33%

199%

187%

51%

ミレニアル世代

(1981 ~ 1995年生まれ)

152%

156%

62%

Z世代

(1996年以降生まれ)

139%

109%

46%

クリエイティブに、人を惹きつけるようなインパクトのある音源やゲームの世界観を表現した楽曲を使うことにより、そのゲームの世界観がよりイメージしやすくなります。また、楽曲の選定のテイストや各世代が好む音楽ジャンルも異なるので、日本の文化に馴染んだものをチョイスする必要があります。ただ、各ジャンルや世代での共通点として、BPM(曲のテンポを表す単位)は120以上の楽曲が良いと言われています。


Tip 2: 日本語のナレーションを入れる


音声Onの比率が高いので、音楽に加え、日本語のナレーションを入れることでよりクリエイティブが効果的になります。ナレーションを複数作って効果検証を実施する事も大切です。

※ナレーションを作成するにあたり、Septeni Globalなら100名以上のナレーターのアサインが可能です。


②動画の構成


Tip 1: 正しい日本語や、時にはスラングを交えて日本人の心を打つテキストを選定


日本語に翻訳するだけではなく、日本のユーザーの心を打つようなクリエイティブを制作することが大切です。ターゲットの年齢などによっては、時にはスラングを使用してターゲット層に親近感を与え、的確にアプローチする必要があります。


例:

スラング、

インターネット用語

意味

説明

www

​笑い、面白い

笑いはWaraiと呼ぶので、W=笑い。

アカウント

垢は肌の汚れを指すが、発音はAkaなので、アカウントのアカと同じとのことで、アカウントの略語になった。

無理ゲー

達成が非常に難しい

難しすぎるコンピューターゲームのこと。転じて、実現不可能だったり、達成が非常に困難だったりする物事のたとえ。

Tip 2: 最初の3秒でユーザーのアテンションをつかむ


画像はイメージです。

TikTokは広告でもすぐにスワイプできてしまうため動画の最初の3秒にユーザーの注意を引くようなキャッチーなフレーズ、その後が見たくなるようなテキストや動画の内容にすることが大切です。


上記のvideoの文章は①「今なら2800円分」、②「ピッタリで止めろ」と③「主は青のキノコです」、訴求は同じですが、videoの内容が違います。1台本につき、最低3パターンぐらい冒頭を作ることで、クリエイティブも充実し、効果検証もしやすくなります。


Tip 3: 一般のユーザーが投稿したゲームの動画(UGC)を意識する ※ゲームの広告主の場合


動画構成を簡素化して広告色を消すことでユーザーは親近感を感じ、インプレッション数を高め、コンバージョンに結びつく場合もあります。


構成ポイント


・シンプルな横長動画に上下黒帯。

・ゲームのプレイヤーのコメントをシンプルな白文字フォントで表示して広告感を消す。

・強調したい情報は色を変えたり、フォントを一箇所だけ大きくしたり工夫する。

・日本人ナレーターによる喋り言葉(スラング)を使用することでよりローカライズされる。


Tip 4: キャスティング


キャスティングは、日本人の役者を起用することで日本特有の表現で商品やコンテンツの素晴らしさ、楽しさを伝え、ターゲットにより自分事として捉えてもらう事を可能とします。Septeni GlobalではTikTokにあわせたUGC風のキャスティング動画の制作も実績豊富で、目的に応じた多種多様なキャストのご紹介が可能です。


■制作物への検証


日本でのTikTok広告の特徴をお伝えしてきましたが、実際のUAでの検証結果の一例を紹介します。この2つのクリエイティブのうち、どちらがより効果の高いクリエイティブだと思いますか?


【A】   

画像はイメージです。

【B】 

画像はイメージです。

効果が高かったのは・・・・


Aの素材でした!AはBよりもCTRが0.01%、CVRは約1.2%高かったです。


効果が高い理由:

-冒頭にキャッチーなキャッチコピーとキャスティングのセリフを追加。

-動画の尺は長いが、全体的にゲーム内でのできることをまんべんなく訴求できている。

-空を飛べる訴求のアクション要素がTikTokユーザー層に効果が良かった。


以上、効果の良いTikTok広告を制作するためのTipsのご紹介でした。お読みいただきありがとうございます。


弊社には国際色豊かなメンバーが揃っており、英語、中国語、韓国語、日本語でのネイティブ対応が可能です!現在お持ちの課題感を各国のスペシャリストが丁寧にヒヤリングした上で経験豊富なクリエイティブチームがご希望を越える施策を打ち立て製作まで行います。


Tiktokの運用面においても、TikTok For Business JapanAgency Award 2023にて最高位「総合部門 プラチナム」を受賞したなど、ゲーム業界のクリエイティブ制作に関して、圧倒的な経験値を持っています。日本のローカライズに関しての課題をお持ちの際は、まずはhello@septeniamerica.comにお気軽にご連絡ください!ワンストップでお客様の日本市場へのローカライズのご支援をさせていただきます。


KOJI TAKI

CREATIVE DIRECTOR


米国大手テック傘下企業の日本ローカライズ支援、独自AIの開発を行う会社で5年勤めた後、日本大手企業の海外向け広報支援を行う企業でプロデューサーとして従事。その後Septeni Globalにクリエイティブディレクターとして入社。海外、国内双方のクリエイティブの知見を活かしたクリエイティブ制作に携わる。




SEPTENI GLOBALについて


Septeni Globalはデジタルマーケティングに特化した、グローバル企業です。戦略立案、クリエイティブ制作をはじめ、デジタル領域を中心にブランド認知からユーザーグロースまで、一気通貫でクライアントの課題解決を実現するサービスを提供しています。

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